これを書いているのは10月23日なのですが。「そのうち書きます」扱いだった03日分を今さら書きました。というか20日頃に書いたままほったらかしていたような気がする。
時系列がどうなっているのか、よくわかりません。
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◆お約束のサーキット走行後のオニのような筋肉痛は前日がピークでやや緩和。ムネ筋痛は継続。むしろ深刻化。
09月のシマイから、なぜかMonkeyがよく稼動するようになっています。納屋保管なので出し入れに謎の板が使われるMonkey。リンク先のページ、このサイトが検索で釣れがちだった頃に「HONDA Monkey」で検索すると上から10件に収まってしまっていたので、慌てて釣れにくいように修正したんだった。検索上位に情報量のないページがあると邪魔です。
このバイクに乗ってなかったら、ノーマル信者にはならなかったかもしれません。メーカーが物凄い気合いで調えたバランスの極致、ノーマル。Monkeyの場合、全てが絶妙なしょぼさなのです。SUZUKIのチョイノリもたぶん似たようなところが…あらためて見たら、空冷OHV2バルブで2.0ps/5,500rpm、0.30kg・m/3,500rpmと想像以上でした。フレームも足回りも駆動系も制動系もこれに見合うものになってるはず。
そんなつくづくと走らないMonkeyなのですが、なぜか随分前に買ったままほったらかしていた14Tのドライブスプロケットを見つけてしまいました。ノーマルはF13T/R31T(2.384)。当時何を思って違いのわかりにくいたった1T上げを買ったのかは思い出せませんが、ちょうどブン回しすぎになりがちで回転数を下げたかったのでコレを入れてみよう、と。そもそも「ブン回しすぎ」という時点で乗り方に問題があるのですが、とりあえずそのことは忘れようと思います。
納屋から引っ張り出してごにょごにょと作業。なんでテキパキ作業できないんだ。自分にイライラしながら作業。左カバーに1本だけ要スパナな8mmボルトがあることに今さら気づきました。ソケット使えない。最後にチェーン調整をしてアクスル締めると左右でズレるんですけどというありがちな現象をなかなか解決できずに何度もやり直すというダメなコぶりを如何なく発揮したのち、作業終了。
これでF14T/R31T(2.214)なのです。同じ速度でのエンジン回転数が13/14倍に下がる、と。走ってみたら、確かにトップスピード近辺で微妙にエンジンからの悲鳴が減ったけど、まだ物足りない。買おう、減速比1.937になる16T。
ノーマルの可愛らしいディメンションを極力崩さないという方針を維持したままどこまで遊べるのか、ちくちくとやってみようかと企んでいます。
ミニバイク4時間耐久レース当日。
05日に「乳の上のムネ筋からブチッという音がして全身を激痛が駆け巡る」という事件があったのですが、その傷が癒えていないまま、当日。
ここ数年、「重い物を持ったときにミギャッと来た」とか「咳が止まらなくてゲホゲホ言ってるうちにニャッと電気が走った」とかで、アバラ付近を中心に同じ現象に数回見舞われているのですが、やらかすと完治するまで1か月以上かかりがちなので困るのです。安静にしてても「1か月以上筋肉痛が続く」状態になるのが困るのです。
いろいろ調べると肉離れと似ている気がするのですが、某技術屋さんに「アレは半端なく痛いから、違う」と言われているのでよくわかりません。
書いていて、とっとと病院に行くべきレベルのケガのような気がしてきました。
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◆集合は05時半。出発も05時半。持ち物の準備ができているのかどうだか不安なまま布団に入ったり、04時セットの目覚ましを止めてから30分ほど二度寝したりで、いつもどおり遅刻しそうな勢いだったのですが、顔を引きつらせながら準備したり集合場所までATなのに手でシフトしまくる運転をしたのが効いたのか、到着は05時27分でした。日頃から時間厳守な人は、到着時に時計を見て心の中で「セーフ!」と叫んだりしないのだと思います。
ここでの集合は、遅刻しない人2名(+荷物)を遅刻しがちな私のクルマに乗せるだけだったので、荷物を積んで出発したのが本当に05時30分。マシン3台積みを引き受けてくださった2t車の方と途中で合流。現地へ。
マゴマゴと荷おろし。マゴマゴと車検、受付。
練習走行20分、予選20分を二人でどう使うか、決勝スタートはどっちが担当するのかで話し合い。予選を一人で走ると自分のベストタイムを自動計時してくれるのです。今回は頑張ってみることが課題なので、予選の20分は一人で走るですよ。しんどいけど。スタート担当はあとで決めましょう。
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◆プラクティス。
前日に初めて変えたファイナルの具合の確認と、
このサーキットってどんなだったっけ?の確認。ファイナル変更は個人的に乗りやすくなった感じでよいです。実によいです。二次減速比って偉大だ。
例によって速いマシンにびゅんびゅん抜かれるのですが、なぜか遅いマシンに追いついてしまいます。それも結構な頻度で。
おかしい。
参加者のなかでかなーり遅いはずの自分がどうして「追いつく」のか。ついでに「抜きかた」が全くわかんないですよ。前のマシンと全く同じラインを走っていると未来永劫抜けない仕組みだし。ラインを変えるなんて技術はないし。ついて走っていると…あ、後ろから速いのが来てまとめて抜いてった。よくわかんないなりにどう見てもコーナー進入からして速度差がありまくるようなポイントで心臓をばくばくさせながらイン側に入ってみました。しばらく経って後ろを振り返ってみると、ついて来てない。
おかしい。
ぐるぐる走ってると、抜けそうで抜けないマシンにも追いついたりするのです。ついさっき「抜きかたがわかんない」で悩んでた人間としては、こういう微妙な差のときにどうするもんなのかさらにわかんないのです。コーナー進入の突っ込みで頑張るとかいう技術はないのです。仕方ないのでついて走っていると…やっぱり後ろからすごく速いのが来てまとめて抜いていく。いつまでもついて走るのはどうかと思うのです。どこかで抜かないとダメなのですが、ツボがわかんな…あ、前のマシンが立ち上がりでふくらみすぎて慌てて速度を落とした。抜いてしまった。
おかしい。
うー、何がどうなってるのかよくわかんない。初参加のときの自分が抜けるマシンなどあるはずがない状況と違いすぎてよくわかんない。
よーく観察しながら走っていると、自分と似たようなペースでくるくる走っているマシンは必ずどこかでスキがあるようです。私でも「あ、ここで抜ける」と思ってしまうぐらいの。で、たぶん、私は別のマシンに別のコーナーで「コイツ、ここが遅いな」とか「あ、ここで抜ける」と思われているのだと思うのです。
後ろから見てると、インを押さえきれてない(=ラインが空いてる)のにいまひとつコーナリングスピードが速くないとか、立ち上がりでアウトにはらんで来ない(=インベタで走れる速度で曲がっている)とか、そういうツボをつつけばよさそうです。
ものすごく速いマシンを見てる限り、私にとって肝心な抜かれ方のほうは、どうにかなってるっぽいです。
いろいろ考えながら10分走ったところで、カントクに交代。ファイナル変更は個人的には当たりですよ、あと我々より遅いマシンがどうやらいますよ、頑張ってください。と、送り出して。
カントク、本当に慣熟走行。もすこしペース上げてもいいんじゃないかなーと思っているうちにプラクティス終了。
「ファイナル変えたから、頭に入ってる『あそこは何速』と合わなくなってる」
うう、3〜4周走った辺りで頭の中が切り替わっていきませんか。私はそうでした。
「だいたいサーキット自体が久しぶりやしなー」
そですね。ぼちぼち行きましょう、ぼちぼちと。
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◆クォリファイ。
私が「頑張る」と言ってしまったので、20分間、本気で頑張るのです。
「無理せんでええからな。気楽に」
いや、頑張るのです。馴染みのないサーキットへのさらなる慣れと、それなりのタイムを出すことが課題。耐久だしトップ集団でもないので、予選順位は割りとどうでもいいのですが、どんくらい上達・習熟してきたのかがタイムに出る予定なのです。
予選は…さっきより遅いマシンが増えているような。たぶん、速い人+遅い人で組んでるチームで、遅い人=予選/速い人=決勝スタートという分担になっている例がそれなりにあるのでしょう。
ちょうどよい機会でもあるので、プラクティスに続いて「抜きかた」の練習。むー、少しずつ慣れてきたです。最終コーナーで前車のインに突っ込んでラインふさぎながらアウトにはらんで立ち上がるという邪魔な走り方になっても大丈夫なもんなのですね。ちなみに、本当にうまい人は私のインに入ったあとインベタ超小回りなのに激速という何がどうなってるのかわかんない手法でブチ抜いてくれます。抜かれたこちらのラインをこれっぽっちもふさいでません。あれ、すごい。
うちのTZM50Rさんは周りのNSR50さんにエンジンパワーで負けているはずなのですが、最終コーナー立ち上がり〜ストレートで抜ける場合もときどきあるようです。なんでだろう?
予選なだけに途中でコースインしてくるマシンもいて、そういうのが背後に忍び寄ってきたりするのですが「びえ〜!」と半泣きで逃げ惑っていたらいつのまにか遥か後方に消えていたりもします。そんなに悪いペースじゃないのかもしれない。
そんな調子でくるくると走っていました。最終コーナーの「おいしいライン」がもひとつわかんないのでいろいろ試したりしつつ。最終コーナーはイン側縁石付近がアスファルトでなくコンクリになっているのです。それでも構わずに縁石キワキワをアウトインアウトで行くものなのか、コンクリだけ外してアウトミドルアウトで走るのかが、速いマシンの皆さんでもまちまちな感じでよくわかんない。むー。レコードラインはどっちなんだ?
最終コーナーのラインで悩みながら走っているとインを刺してくる速いマシンが。あうあう、譲ります、譲ります…けどクリッピングからは真面目に開けていきますからあまりアウトに来ないでくだ…来た。どうしよう。はらむ。はらみすぎるとストレート外周の縁石。でもはらむ。一瞬だけニャッと気合いを入れて車体を内側に寄せれば縁石にぶつからな…もう集中力が切れてて車体が内側に寄らない。もう目の前が縁石。ナナメに入ると変な挙動をしてクラッシュしそうだし、目一杯よけても直線になったあとの「左右に傾斜がついた縁石の上を走る」形になりそう。で、縁石の上を走れるはずもなく前輪が傾斜から滑り落ちてニョリンとなってコケるんだろうな。
直角に入っていけば、実に具合のいいジャンプ台。着地以降がどうにかなればコケない。ジャンプ台への進入は「開けながら」が基本です。たぶん。
開けよう。そうしよう。
オフ車に乗ってる気分で思いきり開けながらスタンディングの姿勢でジャンプしてみました。スタンディングしておいたので着地は当然無事。その後しばらく走る芝ゾーンがデコボコしていたら玉砕していたと思うのですが思いのほかフラットだったので、何事もなかったかのようにコースへ復帰。
本人は30秒ほどゆったりペースで走ってあとは普通に走っていたのですが、ピットから観ていたカントクは飛んだ瞬間に「確実に逝った」と思ったらしいです。オフ車にも乗っててよかったです。
そんなこんなで、ときどき集中力行方不明になって立ち上がりではらんであたふたしたりもしながら、どうにか予選終了。たぶん、それなりに走れたと思うのですよ。それなりには。
予選は35/43位。「下のほう」だけど、張り出された予選結果にずっと無縁だと思っていたタイムが書かれていました。ちびっと速くなったのかと思うとうれしいです。既にムネ筋が悲鳴を上げていますが。
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◆カントク、あとは決勝のスタートをどちらが走るかですよ。予選を走らなかったほうの人がスタートを担当する場合が多いようですよ。どうしますか。
「スタートなぁ。あれ苦手やねん」
じゃあ、じゃんけんぽんで…負けた。はい、決めてください、どっちがスタートを走るのか。
「オマエ」
はい、スタートも走るですよ。頑張るですよ。つーか、あんた、日々の疲れがたまりまくってるやろ。私がお休みしてバイク屋・店番さんとコンビを組んでもらったときも含め、カントクはまだスタートを担当したことがないらしいです。何だかうまく逃げられてる気がする。
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◆ファイナル。
いつの間にかスタート。出走台数がやたら多いのと、4スト・2スト混走なのがこわいです。心臓をばくばくさせながらスタート地点の手前へ。呼ばれた順にグリッドに整列。といってもルマン式スタートなのです。スタートの合図とともにコース反対側からダダダッとマシンに駆け寄り、へてから走り始める、という方式。そんなわけで、皆さん、マシンを相方、ヘルパー、ピットクルー等々、誰かに支えてもらい、ライダーはコース反対側へ。
ルマン式スタート。私にとっては「マシンに乗るまでに転ばない」というのが非常に大きな課題です。コケちゃダメ、コケちゃダメと頭の中で念じながらスタートの合図を待つのです。「はいはい異状なし」を知らせるグリーンフラッグが前方で提示されて、高まる緊張感。
日章旗(=これがスタートの旗)が振り下ろされた瞬間にマシンに駆け寄りレースが始まるのです。で、ヴァッと日章旗が振り下ろされて駆け出すライダー一同。一緒に駆け出す私。
一人だけすっ転ぶ私。
マシンにたどり着く前にコケました。本人は真面目に走っていたのですが、全然足がついていかずにボテッと。普段の私を知る人にとっては予想通りだったかもしれません。狙ってこういうことができるのは「面白い人」なのですが、私は素です。困りました。
困ってる場合ではないので、あたふたと起き上がってあたふたとスタート。すっ転んでる間に他車の進路をふさいだりもしてしまったのだと思うのですが、皆さんうまくよけてくださったのか、ひかれなくてよかったです。
あとから聞いた話ですが、やはり「マシンにたどり着く前にコケた」というのはさすがに間抜けすぎるのでマシン保持担当の皆さんは笑いこけていたようです。そりゃそうですな。私のほうは、あたふたしたり「きゃー、恥ずかしい!」と思っていたりはしたけど、コケたおかげでそれまでの緊張がすこーんと消えて気持ちが楽になっていました。でもルマン式スタートには気をつけよう。
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◆個人的に微妙に頑張りながら周回を重ねる私。ときどき抜きづらいマシンに追いついて悩むけど、それ以外は快調。すごく速いマシンに微妙すぎるすき間を突かれてヒヤッとする場面にも前後のブレーキと半クラで何かと対処できているようです。うー、初参加当時の「全参加者のなかで一番遅い」だった頃とそんなに違うのかなぁ?当時は皆さんかなりのスペースを空けて抜いてくれていたのですが、こっちが対処しないとぶつかるような抜きかたをされるようになっています。
左→右の切り返しの左でインに入られて車体が直立した瞬間にブレーキかけないと次の右に行く前に追突するとか。アウトからかぶせられて、インにいる自分はリアブレーキ踏んづけて外にはらまないようにしておかないと2台とも玉砕するとか。そういう状況でも、構わず弾き飛ばしたり罵声を浴びせて威嚇したりして自分のラインを守りきるという手法もあるという話は、大昔に友人がGP80に参戦してた頃に手伝いをしていてよく聞きましたが、そういうレースじゃないはずだし、自分自身そういうことがヤだということもあるので、おとなしくこちらが下がるようにしておくのです。というか、気が弱いので弾き飛ばすとか怒鳴りつけるとかできません。
相手があんまり速くなければ一旦譲っても食らいついていけばどっかで抜けるスキがあるのだろうし、相手が速ければそのあと何回も抜かれるわけなので、無茶をしても仕方がないと思うのです。
「コケたのはマシンにたどり着くまでの徒歩区間」だけで済んだ状態で30分走行。カントクに交代。
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◆ひと息ついてからカントクのタイムを取るようにしてみたのですが。「なんで?」と思ってしまうタイムで周回しています。疲れが取れないのか、ファイナル変えたのがしっくり来ないのか、サーキット走行が久しぶりすぎてぎこちないのか、何だかわかりません。
「とにかく無茶をしない。コケずに走ってたら上位がつぶれてくれる」
という方針なのはわかっているつもりでも、カントクの標準的なタイムから3〜5秒落ちぐらいでくるくる回っているのをみると、なにやら不安になってきます。むーん。
それから、前々から気になっていることなのですが、どうもカントクはコーナーでの視線が近いんじゃないかと思うのですよ。私もコーナーで手前のほうを見てしまう悪い癖があって、そのおかげでコケたことをつくづくと反省して今回はコーナーに入るたびに毎回「もっと遠くを見なきゃ」「もっと遠くを見なきゃ」(なぜか、こう念じるだけでコーナリング速度を上げても外にふくらまなくなる)と心がけているから余計にそう感じたのかもしれません。
前に尋ねたときは「いや、かなり先を見てる。メットは下を向いてるように見えるかもしれないけど、ものっっっすごい上目遣いで先のほうを見てる」と言ってたけどどうなんだろう?
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◆トラブルはなかったです。つくづくと。あ。
唯一、ライダー交代してカントクを送り出したらその直後にカントクがコース上で停止、オフィシャルとごにょごにょ話したのち、スローペースでピットに戻ってこられてしまったことがありました。何事かと慌てて尋ねてみたら、
「シフトペダルが曲がってて、シフトしにくいから帰ってきた」
むー、個人的には「んな程度のことで止まってましたか」なのですが、カントクはそういうのが実に気になる人なのです。ついでにシフトペダルがどんどん削れたりどんどん曲がったりする原因は100%私です。メガネレンチをつっこんでぐにぐにと修正。あい、終了。コースに戻ってください。
「もっと真っ直ぐにならんか?」
今日だけでもう3回めぐらいの修正ですよ。もっと真っ直ぐになるのかもしれないけど、これ何回もやってたらボキッと行くからそろそろ勘弁してください。
「もう無理?」
無理じゃないかもしれないけど、折りたくない。つーか、シフトペダル接地対策をまた考えましょう。我慢してそれで走ってください。
「うーん…じゃあ行って来る…」
カントクが乗っててもシフトペダルは接地しないのです。私が乗るとゴリゴリしてしまうところが問題。
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◆以後、30分経過する寸前で集中力を見失いそうになる私と、淡々と安全ペースで走りつづけるカントクとで交代し続けて、4時間終了。バイクは無転倒のままでチェッカー。
リザルトは34/43位だったのですが、周回数を見ると…あれ?周回数は上から順に少なくなっていくものだと思うのですが、私らのところだけポンと数が増えています。周回数だけ見るともう7つほど上に来てしまいそうな数字になっています。どうなってるんだろう?競技委員さんに尋ねればスッキリするお返事が返って来るはずだったのですが、既に疲れきっていたので「仕組みがよくわかんないけど、まぁいいや」で落ち着いてしまいました。
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◆その後、相変わらず皆さんが撤収作業をしているときに何の役にも立たず何をしていいのかもわからない自分に頭を抱えてみたり、打ち上げの飲み食い会で飲めない(まだクルマで出たまま)けど少しは元を取ってみようと滅多にやらない勢いでひたすら食いまくったりして、ミニバイク祭り終了。
いろいろと楽しいし(翌朝に布団から脱出するのに苦労するぐらいの筋肉痛になることを踏まえても)、少し上達したらしきところもうれしいのです。が。
このすっきりしない気持ちは何だろう。
さらに痛くなったムネ筋はいつ治るのだろう。
ミニバイク4時間耐久レース前日。某技術屋さん(この人がカントク)と一緒に走るわけですが、このチームでは今のところ常に「いつ、初心者の域から脱出できるのか」が課題になっています。
技:「無理したり頑張ったりせず、上位がつぶれていくなかをコケずに淡々と走る方向で」
今回のカントクは普段と何かしら違います。守るべき家庭がある人ならではの深さを感じる方針。
私:「個人的に、今回はやる気を出して頑張ろうと思うんだけど」
技:「おまえ、頑張って4時間持つか?しんどいぞ」
私:「あー、俺、基礎体力が全然ない」
技:「俺もしんどい」
カントク、日々の業務で疲れてますか。
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◆珍しく今回はセッティング方面で私のワガママを聞いてもらって、二次減速比変更。私らのウデでは現状のファイナルはロングだと思うのですよ。ショートにしたほうがインフィールドで乗りやすくなると思うのですよ。というか、頼むからショートにしてください。それもドリブン1T増しとかでなくて、ドライブ1T下げな方向で。心情的にはドライブ2T下げぐらいやってみたいぐらいです。
二人とも6速吹け切りまで使えてないわけですよ。たぶんほかのTZM50Rな皆さんはF13T/R43T(二次減速比3.307)で6速いっぱいを使い切る寸前になるペースで走っておらるるのだと思うのですが、我々の最高速はそれよりずっと遅いので6速で上まで使うということがないのです。今の我々のウデではファイナルをショートにしたほうがタイムが上がると思うのですよ。
または「6速を使い切る」という発想を捨てることにして、「新たな3速は従来の4速より少しだけ低い程度」ぐらいになると個人的にコーナーが走りやすくなるので、どどんとドライブ側を2〜3Tデカくしてどどーんとロングにしてもいいかなと思います。ええ、そういう実験は練習走行に行ったときにやっておくべきもんなのに急に話してごめんなさい。ともあれ、今回はドライブ側を1T下げてショートにしてみたい、と。
技:「…」
いや、もひとつ納得いかんのはわかりますが、黙って視線だけで「変えるんか?変えるの?マジで?そないに変えたい?いや、やめろとは言わんけど、なんちゅーか、なぁ」としゃべるのはやめてください。
そんなわけで、ドライブスプロケットの交換作業。あ、持ってきたスナップリングプライヤのツメが太すぎる。バイク屋さんの備品をお借りすることに。
技:「ほな、交換作業は任せた」
カントクはやはり日々の業務で疲れているのか、普段なら満ち満ちている「やる気」が少なめです。印象としては「未知の作業も(バイク屋さんに尋ねたりしながら)自分でやる」タイプなんですが。なぜか私がマゴマゴしながらごにょごにょと作業をしてました。工具も私が持ってきたものばかり使ってたし。
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◆カントク、あとは燃料携行缶にハイオクをてんこもりにしておけば明日の準備はおっけぇという段階になりました。
技:「はい、この缶な。渡しとくから帰りにスタンド寄って入れといて」
むー、いつもなら私が知らないうちにこの辺の段取りを済ませてしまいがちなカントク。いまのコイツ(=私)ならいろんな用事をさせていろいろ慣れさせておくのもよかろうという判断なのか、単に疲れていて人任せモードに傾いているのかよくわかりません。
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◆結果として翌日の本チャンでは、私のほうはファイナル変更が大当たりだったのですが、カントクは普段との違いが気持ち悪かったのか乗りづらかったのか「守り優先」で走っただけなのか、いつもより遅いペースになっていたのが実に気にかかります。また相談しよう。
へてから、カントクが乗る分には起こらない問題のようなのですが、私が乗ると左コーナーでシフトペダルをゴリゴリと削りまくってしまいます。フォームが悪いのか無駄に寝かせすぎなのか何なのかよくわかりません。
私はフルバンク時にはいわゆる「つま先ステップ」になってるので現状のポジションのままでペダル角度をスプライン1コ分上に上げてくれても構わないのですが(極端な話、シフト時に太ももごと上げ下げする動きになってもいいぐらい)、どうやらカントクはシフトペダル下につま先を突っ込んだままコーナリングすることがよくあるようです。これも要相談かな。
かれこれ2年近くほったらかしだった懸案事項があるのです。とっとと片付ければいいのですが、考えただけで知恵熱が出そうだったのでほったらかしていたのです。世間一般のレベルではあり得ない勢いで物事から逃避しがちなところが私のよくないところなのです。
懸案事項というのは、一昨年の暮れにバイク屋(旧)とゴタゴタして今のバイク屋さんにお世話になるようになったけどバイク2台がバイク屋(旧)保管になってるよなの件なのです。
- HONDA CB50JX-I
- 1997年12月に家を旅立ったまま。
- YAMAHA R1-Z
- 1999年05月に家を旅立ったまま。
「なんでこんなに長い間預けっぱなしになったのか」は、バイク屋(旧)と私で話が食い違ったりして、で、食い違うと「キミがおかしなことを言ってる。常に」で片づけられたりして…というモメかたをしたのも一昨年の暮れ。
詳細を再び長々と書いたりはしないのです。が。ともかくも「ほったらかし」をどうにかしたいとは前々から思っていたのです。で、深呼吸しまくってから前日に電話を入れて都合を確認、この日にお話をしてきたのです。
・
◆2年ぶりにバイク屋(旧)へ行ってみると、店先で思いきり作業中。連絡しておいた時刻の10分ほど前にスクーターの前後タイヤ交換が入ったのでちょっと待っててねとのこと。
出された椅子に座って待っていたのですが、何かがおかしいことに気づきました。
なんで50ccスクーターしかないんだろう。
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◆バイク屋(旧)の話をまとめると。
- 当時のことは全く覚えていない。どういう流れでもめたのやら。
- むー。お互いに「思い出したくない出来事」ではあると思う。
- 相当にひどいことを言ってしまった、という記憶はある。
- むー。
- R1-Zを引き取る?車両とパーツの保管場所がないでしょう。それさえ都合つけば持って行くよ。
- むー。2年前は、もめてるところにこの話を切り出したら大変なことになったけど、エラく平和に話が進むなぁ。
- CB50?あれは…作業が確か途中で…作業…どこまで進めてたっけ?…あと(元々ついていた+取り寄せ済みの)パーツが…パーツどこに置いたんやろう…。
- むー。ちくちくとパーツ探しをしたりなどしておいてください。
- あれ以来、自分も「言いすぎた」「ひどいことを言った」という気持ちがあって気にしてたけど、連絡を入れづらかった。
- 連絡するのに謎の勇気が必要になったりするのはよくあることだと思うです。もめてしまうと、さらに。
えらく話が早いなぁ、何だか「あのときは申し訳ないことをした」みたいなオーラをずっと感じるなぁ、でも「当時のことは全く覚えてない」んだからそこには触れないもんだろうなぁと思いながら話していました。
CB50JX-Iのほうは区切りのつくところまで作業を進めてもらって代金払ってあーたらこーたらという手順が必要になりそうだったり行方不明のパーツは出てくるのかという問題があったりするのですが、R1-Zのほうは保管場所を確保すれば手元に戻ることになりました。
このバイク屋(旧)に世話になっていた頃から、バイクを置いてる環境がよろしくないとか「つぶれそうな納屋を建て直してバイクを置けるようにしてはどうか?」という話が出ていたのですが、今は状況が進行して納屋が本格的にぶっつぶれそうになっているのです。建て直すにしても中の物件をある程度保管できるスペースを一時的にどこぞで確保しなきゃなのです。
シャッターつきガレージ、か。