今年の夏ももうすぐ終わり。今年はグワッと暑くなるのが遅かったので、さほど苦労をしないままに夏が過ぎていきそうです。10月アタマまで残暑が続くとかそういう可能性はありますが。
今年も扇風機のみでどうにか夏をやり過ごせそうだなと。
真夏でも涼しく過ごせるらしきクーラーたらいう不思議な機械が1台あることはあるのですが稼動させられないのですよね。何のためにあるんだろう?
・
◆相変わらず食欲はないままでときどき義務感に駆られて何か食うようにはしているのですが、じわじわと痩せ細っているようです。一気にげっそり痩せていかないのは、エタノール摂取が効いているのでしょうか。1日の摂取ケロリーの半分以上がエタノールという日もありそうです。
飲んだら暑くなって発汗しまくるのでケロリー摂取になっているのかどうかは不明。あと5kgほど痩せると、学生の頃の体重に戻る計算になります。
そんななか、洗濯を怠けたせいではくズボンがないという事態に陥ったので、入らなくなってほったらかしてた28インチのジーンズを引っ張り出してみました。27インチでジャストだった時期が長く、「若干のゆとり」で28インチばかり買っていたのでこのサイズなら何本か在庫があります。
はいてみると…ああ、入る。何ら問題なく入る。今は28インチがジャスト、29インチで程よくゆったり、ぐらいなのかな。
まあ、運動してないのでそのうちまた太るんだと思うのですが、当分は眠りまくっていた28インチのジーンズに日の目が当たりまくりそうです。
年に数回やってくるもの。農協の共済部門に用事やデー。自賠責の更新がない年は任意保険相当の自動車共済とやらの継続手続き・年2回で済む形になっています。今回は、くるくる号とGoose350の継続手続き。
いつものバイク好きなおねえさんはご多忙な様子だったので、別の方が応対してくれました。
今回の継続、わからないことだらけです。
- 届いたハガキに書かれてる「おすすめ」契約にすると何がどう変わるのかがわかんない。
- 「一般用」「家庭用」の違いって何さ?
- 「傷害条項」「人身傷害保障特約」「搭乗者傷害特約」のそれぞれの関係は何がどうなのよ。
- 安心らしき「家庭用」にしても、ひょっとしてゴールド免許じゃないとありがたみはないのか。免許の色で掛金がどえらく違う…。
むー、いろいろよくわかんない。
愛想のよいおにいさんに質問しまくったのち、契約内容を先方の思うツボに変えて手続きしました。ゴールド免許たらいうものを手にする日は遠そうです。
・
◆手続き中「どこか走りに行きましたかー?」とか「ほう、ミニバイクレースですか」なんて世間話もあったりしたわけですが。
「アバラをよくやらかすんです。病院へは行かなかったのですが」という話をする都度、
「きちんと病院行ってください!」
と言ってもらえました。何かしら感覚が麻痺していて「1か月ばかし続くアバラ痛」は自分のなかでいつものこととして処理する習慣がついてしまっているのですよね。
よくよく考えてみれば、サーキットで自分が乗ってたバイクが空中から降ってきてアバラ痛になるような事例はともかく、公道での負傷ならきちんと通院すれば補償されるような内容の契約内容になってるんだった。
ホームセンター印の扇風機、微妙に憎たらしいです。扇風機はたいてい風量選択ができるようになっていて、例えば「弱・中・強」だったりするわけですよ。で、ベタな扇風機だとスイッチで選択した回転数に至るまで0rpmから徐々に回転を上げていくわけですよ。
そこで、気の短い人が「弱」にするときには一旦「中」や「強」を選んで回転数を瞬時に上げたのちに「弱」に戻すという、謎の小技を使うのです。私はやらないのですが、大昔に友人宅へ行ったときに「俺、イラチやねん」と土着民にしか通じない方言を使いながら「強→弱」でスイッチを入れていました。
で、くだんの扇風機の話に戻るのですが。何が憎たらしいかというと「強→弱」を頼みもしないのに勝手にやってしまいやがるところです。「弱」なのに電源投入時の立ち上がり加速だけは別モードで稼動して「弱」の定常回転数付近まで急いで上げてから、すぐに本来の「弱」で運転するという動きになっています。
ああ、これか。これがマイコン制御たら言うあれか。
だから、そういうのとかマイナスイオンはどうでもいいから頑丈に作れと。売価2480円にそんなよくわかんない機能をつけなくていいから丈夫に作れと。
こういう雰囲気のを、東大阪の町工場のおいちゃんが製造してどこかで買える仕組みになっているといいのですが。
ハハはまだ、ふとしたときに同じ言葉を繰り返しています。
「なんや…スカみたいやな…」
まあ、ねえ。それは私も感じてることです。今まで、タマさんが必ずどこからか起き出して寄って来る場面というのは多々あったわけで、そういうときに物音がしないというだけでも「なんか違うなー」とか思ってますから。
それ以上に、タマさんのお力と言いますか、タマさんの存在のおかげで家族としては崩壊しきってるハハと私が同じ家でやって来れたんだなということをひしひしと感じているところです。これからどうしよう。
・
◆28日に予定されていた林道ツーリングはキャンセル。たかが猫のことでキャンセルというのは社会通念的には「アホですか?」と言われそうなことなのかなとか思いながらメールを打ったのですが、同行予定者さんも猫を飼っておらるるとのことで「心中お察しします」とご理解いただけました。
また、癒される要素がなくなった家に慣れた頃に。
・
◆ハハは扇風機のことがたまらなく気になるようです。
今月はじめに30年物の扇風機さんがモーターを回してくれなくなったのです。ただ、この扇風機さんの用途は
- お寺さんがお参りに来るとき。月に2回。
- 暑がりの私が寝るとき。
これだけなのでつくづくと先送りにされてたのです。勝手に寝汗だくだくになっていればいいだけの話で。でも、ハハが言うには「扇風機、はよ買わなあかん」らしいのです。
なんでも、タマさんのことで家中がオロオロする前に連れて行ってもらったスーパーでずらりと並んでいたはずの扇風機が忽然と姿を消していたのがたまらなく気になるのだそうです。そういえば夏物家電は陳列から消えゆく時期ですな、確かに。なので、早く買わなくてはいかん、と。
「いやな、それでも急がんでもええねんで。都合のええときでええねんで。今日、買うて来てくれるんか?え?今日は疲れてる?ほな、明日か?」
こう言われて頭の中で何かがブチブチと断裂してそうな心境のときに、んな話はどうでもよさそうにくるくる回ってるタマさんにどれだけ癒されてきたことだろう。
ハハや、急いでますか?そんなにすぐに扇風機が要りますか?要は、来月のお参りの日に間に合えばいいんじゃないのですか。
「そやねん。お参りの日ぃにあったらそんでええねん。今日は電器屋へ行く用事、ないんか?」
…。
えーと。いってきます。
・
◆近くの家電量販店。ベタなリビング扇の陳列なし。コンビニクーラーたらいう物件や、水の気化熱を利用して涼しい風が出ますよ(湿気もぐんぐん出ますよ)系のはいくつか置かれていたのですが。
すみませーん、扇風機を買いに来たんですけどー…もう時期が過ぎた、ですか?
「そうですね、在庫は展示品だったものが1台あるだけでして、それが箱も説明書もない状態なんですね。それでもよろしければお安くできますが」
見てみます。…なんかボタンがたくさんついてるのが出てきた。
「こちらが何たら機能のボタン、こちらが何たら機能となっておりまして、こちらはリモコンですね。これでよろしければ**円で販売できます」
えーと、本来いくらで売られてたブツですか?
「通常価格は**円です」
便利な機能がいろいろついてるんですね。
「はい、そうです。ベーシックなタイプとは違いまして各種機能が…」
でも説明書がないんですよね。
「ええ…そうなんですよ」
うー、わざわざ出していただいてありがとうございました。
「いえいえ」
状況は予想以上に厳しいのか。
・
◆すぐ並びのホームセンター。うーん、クリップ扇しかないのかな。と思ったら、その下に箱に収まった状態でリビング扇が2種類ある。なんか1箱だけ抜き出されて開封されてる。
あうあう、すみませーん。この箱の扇風機はどんくらいの大きさですか?
「えー、まあ、どういいますか、普通の…ちょうど今から組み立てて陳列するところでして」
あー、夏の終わりの悪あがき的に陳列する途中だから開梱されてたのか。まだ値札すらない辺り、ここは「各社の扇風機」が陳列されていたスペースなのかな。それを撤去したところに、今からホームセンター印の商品だけを置く、と。
値札がないので値段もわからなくて困ってたんですがー。
「少々お待ちくださいね。…(確認)…こちらが1980円、こちらが2480円です」
むー。機能的には機械式ボタン切り替え・昔ながらのベタな機能の1980円のほうで十分なんですけどね。というか、いっそ意味がなさそうなマイナスイオン機能も取っ払えばいいのに。500円の差で(余分な機能もあれこれついてくるけど)タイマーが上限3時間から上限8時間になるんだったら、500円高いほうにしよう。
そんなこんなで、マイナスイオン機能どころかリモコンまでついてるロジックコントロールのホームセンター印の扇風機を購入。要組立な状態で売られているので、持ち帰ってもすぐには涼しくなれません。
2480円、か。こういうのより「10000円するけどとにかく頑丈に作ったので20年そこらは余裕です」という感じの製品のほうがいいんですけど、たぶんそんなのは需要がないのだと思う。
・
◆家に帰って、汗をぼたぼたと畳に落としながら扇風機の組立。できあがり。
電源接続、スイッチオン、あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛…うむ、異常なし。
「ええのん買うて来てくれてありがとうなー。ええのんやわー。ええわー。この色ええわー。しんどい言うてたのに買うてきてくれてなー、すまんなー。ありがとうなー、ありがとうやでー、別に急いでたわけやないのに悪いわー」
…。
今のところ、こうしてハハとの会話によりものすごく納得の行かない気持ちになったときに、今までタマさんにどれほど救われてきたのかを強く実感してしまう仕様になっています。