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2006年08月08〜16日のことども


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Wed, 16 Aug 2006

ハハとクーラー。

ハハや、猫の薬入り半生ダマを作りに居間に来たのですが、何ですか、その大皿にてんこもりの角氷は。最近やたらめったら角氷の消費が多すぎて製氷皿2発を駆使してるのに作っても作っても減るばかりなのはどーいうことかと思っていたらそんなことをしてましたか。

というより、そのレトルト粥を室温で開封した皿に氷を数個放り込んだ物体を見てしまうと「こんな家に生まれた自分」が嫌になって失神するまで自分の頭をぽかぽか叩きたくなるので、それはとっとと隠してください。

楽天の画像を使おう。常温開封された味の素お粥さん白がゆパウチ  1個 150円このお粥に氷が乗っかってたのです。

「あっ、あっつ、あーっつ…もうな、もう、あ〜っ、ぅもう、あ〜っつ、あ〜っつ、もう、もう、あ〜っついやろ?な?な?氷おいしねん。おいしねん。ひやーっとしてな。(じゅる)おいしわーおいしわーおいしわー氷おいしわー」

せめて読点を入れて「おいしわー、おいしわー」と言えと…いや、そういうのはさておき、ハハのいる居間にはクーラーがあるのだから「こうやってつけなさい」と言ってつい先日動かし方を説明したじゃないですか。「ばばば、爆発せえへんか?」とかわけのわかんない心配してたけど。

「くーらーはな、あかんねん」

なぜですか。爆発しそうでこわいのですか?

「ちがう。そんなんこわない。爆発しそうとかそんなん思てへん。そやのうてな、外に出たとき暑いやろ?ほんでつけへんようにしてんねん」

室温38度の家のほうが暑いので、現状だと外に出たら「涼しい」と感じます。それがおかしいと言うとるのです。

「でも身体に悪いがな。くーらー。くーらーは」

気象台発表36度の日に室温38度をマークする家のほうが身体に悪いです。むしろ、大皿に角氷をてんこもりにして溶け出した0度近い水をすすりまくるほうが身体に悪いです。

ちゅーかですね、「あついあついあつい」とわめかれてうるさいとか、氷の生産が追いつかないとか、そういう私のめんどくささが「ハハがクーラーをつける」というそれだけのことで解消されるのです。とっととつけてください。

なぜ、これだけ言ってるのに、ハハは汗だくになっているのに、クーラーをつけようとしないのですか。リモコンの電池もこの前新品のにしてあげたでしょう。そのリモコンがすぐ手元にあるというのになぜクーラーをつけないのですか。

「あのな。機械こわいねん」

ほな初めからそれで通せ。暑苦しい日の暑苦しい部屋で理由をころころ変えてめんどくさい話をさせるな。

結局「機械を独りで動かすのがこわい。せがれが稼動させる分にはこわくない」ということらしいです。それをごまかすために聞かされた「身体に悪い」等々の数々の理由を思い出すと忌々しい気持ちになります。

忌々しい気持ちになりながらクーラーのスイッチを入れて涼しい風を吐かせてみたら、ハハはおどおどしていました。

なぜ、元気だった頃のハハが「自分でスイッチを入れるのも稼動した状態の部屋に一人でいるのもこわい」ようなクーラーなる恐ろしい機械を買おうと思い立ったのか、今となっては全くもってわかりません。

とりあえず、翌日も翌々日もその先も、気象台が「今日の最高気温は40度でしょう」と発表しようとも、ハハはクーラーをつけずに「もう、あっつぅてあっつぅて。熱中症。熱中症。熱中症なりそうやな。あついわーあついわーあついわーあついわー。氷食べよ」と言ってたりするんだろう、ということは確定しています。

「年老いたから、ではない」…それがとにかく悲しいのです。

思えば。

ハハが元気だった頃は原付免許を持っていて、6.3psJOGを乗り回していたりしたのですよ。オバチャン原付のお約束で右にだけついてるミラーは後方視界と無関係な「ワガの顔」を確認する角度に設定されてましたが。

それをですな、せがれが借りて乗った日があったのですよ。かたまりかけてるミラーをごりごりと動かして後ろが見えるようにして、で、ぶいーんと。始めは白煙もくもくだけどブン回すと白煙消えるのね、なんて思ったりしつつ借りてたのです。で、用事が終わって帰ってきたときにウインカーを出したままでエンジンを止めちゃったことはすっかり忘れてました。というか、んなことは通常どうでもいいことですし。

翌日、スクーターでスーパーに買い物に行ったハハが帰ってくるなり大騒ぎしていました。

「えらいこっちゃ!えらいこっちゃ!故障や故障。何やしらんけどな、バイクな、ずーっとカッチンカッチンカッチンカッチン言うたままやねん。何やぴっこんぴっこん電気が点いたり消えたりしてんねん。あれ直せるか?店に持って行かな直らんか?」

方向指示器の消し方がわからないハハ。つまり、方向指示器を出したことがないハハ。原付免許取得から十数年スクーターに乗り続けてたのに方向指示器とは仲良くしてこなかった、ハハ。

兄がバイク事故で逝って間もない頃で、私がバイクに乗るたびに「気ィつけやー。おかあさんはなー、いっつも安全運転やでー」と言われていた時期なだけに、頭のいろんな個所が痛ぁくなったのを覚えています。

Fri, 11 Aug 2006

このところ、PCがよく落ちます。カタまるという過程を経由せず瞬時に黒画面+メッセージなし+カーソル点滅に移行し、次の瞬間に電源が落ちます。高負荷時に発生しがちなので、最近はウイルス対策ソフトのフルシステムスキャンができないのです。スキャン中に必ず落ちるし。

ウイルススキャンができないままでは物騒なので(メール受信時とかファイル操作時に全てチェックしてくれてるとは言え)、近々「落ちない環境」でぶん回しておきたいものです。

落ちまくると言っても、どう考えても室温が35度を超えているのが原因っぽいのでコンピュータの調子が悪くなったわけではないのだと思います。CPUファンがフルパワーで回っても冷却が追いつかないみたい。

Thu, 10 Aug 2006

遅々として進まない掃除。それなりにホコリをたくさん吸い取ったりはしているのですが、たくさんホコリがある個所がたくさんありすぎて進みません。少しずつ進んでいるのだと思い込むように努めているところです。

心なしか、ここ数年で急激にホコリが積もる勢いが増したような気がします。強い雨の日に屋根→天井間で雨漏りが起きたり(天井→畳までは来ない)、天井の上でたまにネズミか何かがトテテテテと走ったりしてるのと関係あるんだろうか。

自室に置いてあったファンヒーターを拭き拭きしてゴミ袋で包んで小屋に収納したら、居場所が少し広くなりました。4〜5月頃に収納していれば、もう少し前から居場所が広くなっていたようです。

あと、掃除をしていてひしひしと感じることなのですが、自分が非喫煙者ならこんなには汚れないんだろうなという個所があちこちにあります。雑巾で拭くと、雑巾が一瞬で身体に悪そうな茶色に染まってしまう個所が。むぅ。

Amazon.co.jpで「空気清浄機 -フィルター」を検索してみたばやい。

売れ筋順で一覧を吐かせると必ず消耗品が上のほうに来るのです。それではわかりづらいので「フィルター」を除外。

家電屋店頭では、薄くてデカくて賢そうでマイナスイオンが云々というPOPがついてて青い光を発してみたりする商品に目を奪われがちなのですが、タバコ10箱より安く買えてそれなりに小型の商品もあるのですね。

こういうのを灰皿脇に置いてタバコの煙をばくばく吸ってもらえばホコリもヤニ汚れも減るのかな?

懐かしい方から、おたより投げ経由でおたよりが届いていました。うれしいものですな。

えーと。えーと。脳の力が低下しすぎていてメールが来ても返事が書けない状態になっているのはどう対処すればいいんだろう。

時間はかかるかもしれないけれど、少しずつ書いてみよう。「大丈夫ですか?」とあったのですが、大丈夫じゃない人なりに大丈夫です。

夜は、彼女(たぶん)に呼び出されて謎の書類を受け取りに。「下書き渡すからワープロ入力してプリンタで吐いて欲しい」って、迷惑メールの「これからは在宅勤務でSOHOな時代!空いた時間を有効活用!」みたいな作業内容ですね。

手書きの紙を受け取る、という用事のために往復8Lのガソリンを燃やすのはどうかと思います。こういう状況で有利な4スト単気筒もあるのに、過給器つき660cc3気筒を指定するのはやめてほしいです。

「タダでやってもらうのも悪いし…。肩叩き券あげるから」

と言われてはいたのですが、現地に着いたら手書き原稿とともに本当に手作りの「かたたたき券」3枚綴りを渡されました。

…らしいです。「かたたたき 大台ケ原営業所所長補佐代理に栄転という名の左遷」みたいな本当に困る肩叩きよりはマシなのかもしれませんが、どう対応すればいいのかわかりません。ついでに、私は肩が凝りません。どうしろと。

「吹田まで行って、すぐ帰る」というよくわかんない動きをしたのち、朝から何も食べていなかったことを思い出し、久しぶりに近所の長浜ラーメン一番とかいう名前のお店に入ってみました。前々から感じていたのですが、ここは来るたびにスープの味が違うような気がするのですよ。

初めて行ったときは「トンコツなのにあっさりって何だか新鮮だな」ぐらいに好感を持っていたのが、しばらくして行ったら「この、雑味(ざつみ)と表現したくなるクセは何ですか?」なスープになっていたりして、よくわかんないのです。この日は野菜ラーメンとやら+半チャンを注文してみたのですが「雑味がない」日でそれなりに美味しく…うー、前に来たときはもっと炒飯がうまかったような気がするんだけどな…ここ、前から炒飯にシーチキン入ってたっけ?…。

相変わらず微妙な位置付けの店だなと感じました。たぶん地元民には不評です。たぶん。

Wed, 09 Aug 2006

以前にお手軽更新スクリプトを書いて、気軽にサイトの更新ができるようにしようと目論んだことがあった気がします。テキトーに書いたテキストファイルを食わせればHTMLを吐いてくれる仕込みなので、ボログに記事を書く程度の感覚で更新できるわけです。

長らく使ってなかったので使い方がわからず、1時間以上ソースを眺めてました。自分で作ったのに。冒頭部を見ても当時の自分が何を考えていたのかよくわかりません。

use strict;
use HTTP::Date;
use Time::Local;
use Jcode;

なんでHTTP::DateとかTime::Localが要るんだろう。手元の環境はPerl v.5.8.8なのに、なんでEncode.pmじゃなくてJcode.pmに走ったんだろう。全ては記憶の彼方に。

家のゴミ屋敷化が悲しくなるぐらい進行しつつあるので、ごーごーと掃除機をかけたりなどしてみました。

5分もしないうちに肩で息をしはじめて、アゴからすごい勢いで汗のつぶがぼたぼたぼたぼたと落ちます。どうやら「そうじに必要な最低限の体力」に届いてないようです。ちくちくと続けよう。たぶん今月が終わるよりも早く掃除のことを忘れてしまうのだと思うけれど。

Tue, 08 Aug 2006

いろいろと崩壊してます。ハハが何を言ってるのかますますわかんなくなってたり、仕事らしきことをどうやらしてなかったり、家がゴミ屋敷化しつつあったり。

「何を言ってるのかわかんないよ、ハハ」は積年の課題なわけですが、進行著しいと言いますか、こちらもよくわかんなくなってると言いますか、もうこの問題が解決される日は来ないのだろうと思います。

ある日、ハハが私のところに来て

「あの、猫。猫のん。エサ」

と言ったりするわけです。で、猫のエサをどうこうして欲しいという話になるわけでも何かしら言いかけっぽいセリフを補う話が続くわけでもなく、上のセリフを言い終えたところでハハの話は終了、どこからどう見てもこちらの反応待ちの顔に移行するのです。向こうにとっては用件を伝え終わって返事を待ってる段階まで進んでいます。こちらの脳には用件が伝わってないぞとか、んなことはどうでもいいのです。

許されている反応は「ん。わかった」と言って即行動するか、「あー、あとで」と言うかの2つだけ。間違って「は?エサ?エサがどーした?」と言ってしまうと泥沼が待っています。「猫のせんならんのん。あの、ナニ、エサ」とか言われるだけです。何ら解決しません。

要求されているスキルを発揮して、0.5秒で「ん。わかった」と答えて猫に錠剤を飲ませるために半ナマの猫サプリメント的なものに錠剤を埋め込んで丸いダマにする作業に移行してみたりするのですが、こういうのがもうめんどくさいのです。

連想ゲームは、もう疲れたよ。

あらゆるセリフが連想ゲームか何かのクイズです。「あの、アレ」と言われたらアレが何なのかを当てなくてはいけない。常に答えを当てるスキルを要求されるというのがもう嫌なのです。

もう嫌、というか、もう無理です。何かが限界を超えました。

ついでにこちらの話も涙が出そうなぐらいハハに通じません。用事を伝えよう伝えようともがけばもがくほど、自分の話す内容が日本語になっていないような不安が増すばかりです。

ハハや、この前から頼まれていたミネラルウォーターを通販で注文しましたよ。配達予定日がいつも気になるようなので伝えに来ましたよ。某日に届きます、某日に。某日に水が届きますよ、わかったですか。

「そやねん。**さんが白内障で入院しはったからな」

うーん。よくわかんないけど、俺はこういう返事が返って来るような話をしたんだろう、全然覚えてないけれど。というか、何を言ったせいでこんな返事が出てくるんだろう。某日に宅配が届くという話をしに来たはず…

「16日頃や。盆や」

何が16日頃なのか全然わからない。宅配が届くのは某日ですよ。

「2週間。2週間やねん」

だから何が2週間なのかと…いや、俺は何を伝えに来たのかと。これで会話が成り立ってるんだったら自分は何を言ったんだろう?もうわからない。こんふゅーじょん

よくよく話を聞いてみたら、02日頃に入院した**さんの入院期間は2週間ほどの予定なので16日頃になれば退院なさるだろうという話なわけですが、それは全て初耳だし、こちらの用件はどこかへ消えてるしで、脳が何が何だかわからなーい世界へずぶずぶと旅立ってしまうのです。

家がそんな状態なので、外でも自分が「ヒトに通じる言葉」を話せているのかどうか、よくわかりません。少なくとも家の中では私の言葉はハハに通じないようで、でも近所のオバチャンの言葉はハハに通じているらしき辺りが、ますますと私を不安のずんどこへ誘います。

もう戻れない。

崩壊しすぎです。外でヒトと話をしていてどうやらとくに問題なく通じているらしき空気が流れているとき、普通の人間なら感じるはずもない謎の安堵感がやってきます。そんなことで救われた心境になる自分がヤです。

でも、実際にはものすごーく白い目で見られてしまったり、

私:「かくかくしかじかなんですー」
他:「かくかくしかじか、やって(笑)」

…というように、私が言ったことを鼻で笑いながらリピートしてくれる人に出くわしたりする場合も多々あるのです。とんでもなくおかしなことを言っている、ようです。

「以後、誰とも一言も話さずに一生を終える」という選択肢を採るべきなんじゃないかと、こういうときに強く感じます。本当にそうすべきなのかもしれない。


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