2005年10月14～21日のことども

少し前から懐中電灯を細々と売ることにしたのですが、例によって「どうやって売ればいいのかなぁ？」というところで思考が止まるヒトのことなので、売れ行きは何かとお察しくださいなのです。

OEMなのか別ルート仕入なのか、事情はよくわかんないのですが、くるくる号に段ボール1箱積みっぱなしにしてるブツとまるっきり同じ製品でボタン等々の表記が日本語化されているブツも存在するようです。近所のスーパーでも見かけたですよ。こっちのほうが一般的なのかな？

災害時の便利ツールを1つに！「災害レスＱ隊」
（リンク先：ケータイWatch内の紹介記事）

むー。卸値の関係か、「ぐるぐるピカピカ」(Amazon.co.jp)のほうが安くなりがちな気がします。

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◆「外に出づらいなぁ。たまらなく、ヒトと会いたくない心境だ、なぁ」と思っているうちに日付が変わりました。ウツウツと部屋に閉じこもっているだけで終わった金曜の夜。

バイク屋さんに「SEROW250の登録は21日の予定。遅くても週明け24日登録。とにかく、車両自体は21日に店に来れば、ある」と言われていたのに、外に出ないままで21日が終了。

そろそろ冬将軍の気配を感じるようになりました。左手で手綱を握って、右手で刀を振りかざして、白い馬に乗ってやって来るのです。たぶん。

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このところ、ハハにいじめられています。

ハハや、毎日スーパーの弁当を買ってきて、自立心のないせがれに与えるのをやめてください。むしろ、「じぶんで、かいにいく／たべにいく」という機会を与えて欲しいのですよ。怠けすぎのせがれに構いすぎるのを控えて、「メシぐらいワガでどうにかしろよ」というスタンスになっていただきたいのです。明日からよろしくお願いします。

「ただいま。…あっ！…（手に提げた袋を見る）…あれれ？あら、いやだ（なぜか棒読み）。ごはん、買っちゃったー♪」

何ですか、そのわざとらしすぎる小芝居は。

どうして「ついうっかり」を装ったり、普段使わない「～しちゃった」を普段使わない関東アクセントで言ってみたり、音符つきでしゃべったりするのですか。というか、ナマケゴコロを助けないようにしていただきたいのですが、今日はダメでしたか。そうですか。今日の夕食はスーパーの弁当。

「ふ・ふ・ふ♪また買っちゃったー♪」

なんで歌のタイトルのように笑うのですか。なんでまた音符つきでしゃべるのですか。というか、今日もですか。今日の夕食もスーパーの弁当。

「またまた、買って来ちゃったー♪」

だから、なんで「～ちゃった♪」なんだYO！というか、「腹が減ったら、食料を得るために動く」という世間で当たり前の感覚が行方不明なのをどうにかしたいのですが、どうしてもお膳立てしてしまうですか、ハハは。今日の夕食もスーパーの弁当。

「ただいま。えへへー、買っちゃって来たっちゃっ…ちがう、買ったっちゃって来ちゃっ…ちゃうねん。買っちゃってって来ちゃたっちゃ？…んー」

噛むな。噛みまくった挙句、悩むな。いえ、そろそろ言葉尻に反応するのも飽きてきました。

というか、またスーパーの弁当が夕食…。むー。カップ麺を買いに行く必要すらないので、何日外に出なくても生きられる生活になっているのです。「そういうところからして、いかん。変えなくては」と思ってハハに提案してみたんだけど、連日買い与えられてしまうです…。

そんなわけで、本当にいじめられてるわけではないのですが、困っているのです。

ハハに、今までとは180度ほど方向性が違う「外に出ないことにはメシはないんだよ。何でもいいから自分で買いに行きなさい。おいしそうな店があったら外で食べなさい。とにかく、もっと外に出ろ。陰にこもるな。毎日外に出ないと（買い置きを除く）、その日のエサはないんだよ」という方針にしてもらいたい、（ある意味）突き放してくれよん…っていうのも、何かしら「ヒトに頼ってる」「甘えてる」ということになるのかな？

よくわかんなくなってきました。

よくわかんなくなってきたのですが、火曜日を最後に外に出てません。いかんのです。

なぜか、くるくる号のオドメーターが前日夜から100km余り増えた状態で迎える朝。

すぐ寝入るよう、コッソリにわかに「飲みすぎ」状態になってから、04時就寝。07時半に起こされる。
目が覚めて、まぶたがきちんと開かないうちに「いびきも歯ぎしりもうるさすぎるし、揺すっても起きないのは明らかにおかしいし、病院に行くべき」と、こっぴどく宣告される。
ヘコむ。
午後になってから、送り返す。運転席と違って、助手席はスヤスヤ眠れるものらしい。
自宅へ、折り返す。

なんで200km余り走ることになったんだろう。

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◆ハハや、かれこれ夕方ですが帰ってきましたよ。「寝不足です、二日酔いです、ぐるぐるします」とか言って寝込んでそうな状況でクルマを運転してたので、ねむねむですよ。

「（5分略）…な、こんだけ探してん」

すごく必死であちこち探したのはよくわかりました。でも、そろそろ何を探してたかを話したくなりませんか。

「カギ、なくしたんかなぁ…」

カギというのは何ですか。家のカギですか。錠前は換えなくてもいいのですか。そうですか。

スペアは…（発掘）…あった。これを渡せば解決なのですか。

「あるんか！予備あるんか！」

あるのです。単品だとなくしやすいので、テキトーにキーホルダーを見繕ってつけておくです…（ぐりぐり）…はい。

「あー、ホッとしたわぁ。朝の10時から4時間、もう4時間探してんねん」

大変さを1.5倍にした6時間が正解です。とにかく、まず休憩してください。

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◆むにゃむにゃ、ハハは誰かと電話しているですか。

「もうな、びっくりするで。なんっにも怒らへんねん。怒らへんねん。うち、でったい（注：絶対［ぜったい］）怒られる思てん。えらい怒るやろと思ててん。カギなくした言うたら、そらもう、エラい勢いでもう、そら、あんた、何言われるか思ててん。それがな、なんっにも、なんっにも怒らへん、機嫌も悪ならんねん」

ハハや、あなたの中で、私はどんな人だと思われているのですか。

「なっ？びっくりするやろ？珍しいやろ？文句も何にも言わんとな、予備のカギ、渡してくれてん。予備のカギがな、あったんやて。それをな、キーホルらーにつけてやで、渡してくれんねん。なんっにも文句言わへん、ひとっつも怒らへん」

ハハや、あなたと電話相手の人の中で、私はどんな人だと思われているのですか。

「どんな風の吹き回しやろかと思たら、ウチ、なんやもうおかしゅうておかしゅうてな、笑いこらえるんで必死や」

ハハや、私は吊るべきですか。

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◆

「…らしいねん。何か知らんけどな。えっ？1、2、3…6台。全部で6台。バイク6台。バイク6台って、なぁ、どこにそんな、あんた、そんな人、聞いたことあるか？ないやろ？なぁ。そやのに、なぁ。この世の中、バイク6台も持ってるもんがどこにおんねんな。2台でも多いねん、カラダはひとつやがな。なぁ、ホンマに」

ハハや、いちおう「買おうかと思う…けど…どう？」という話はしたと思うのですよ。「かまへんかまへん（注：構わない）」と言われたと思うのですよ。

「いや、ちゃうねんちゃうねん、ちゃうねんて。あかんねん。言うても聞かんねん、買いな言うても買うねん、聞く耳持たんねん。買わんとき言うてもな、言うこと聞かへん。6台やで。どない思う？もうな。なんちゅうか、性格が難しい言うか、変わってる言うか、なぁ。あの子はな…おかしい言うか、頭がちょっとアレと言うか、なんや治らんみたいやから、もうあきらめてる」

ハハや、私は一刻も早く吊るべきですか。

一夜明けてもやっちゃった感を覚えます。うう、うう、SEROW225さんには15年半乗って、若気の至りでダート走行不能な仕様にしてしまっていて、SEROW250・せろー誕生20周年おめでとうモデルに買い替えてもバチは当たらないと思いたいのですが、表現しがたい良心の呵責が襲ってくるのはなぜなのでしょう。

これで楽しく林道ツーリングに行ったり、できるはずなのです。マフラー換えないので（予定）うるさくないのです。それなのに、心の痛みといいますか、肩身の狭さといいますか、いたたまれなさみたいなのを感じるのはなぜでしょう。

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◆前日に、Goose350のステム周りをバラしてどーなってるか見てみるので、夕方～晩辺りに来てくださいね、と言われていたのです。ぬらぬらと出かけてみました。こんばんはー。

店長さん：「バラしてみたらこうなってました」

…。

詳しいことはわかんないのですが、たぶん、「ろーらー」なベアリングは、たくさん並んだちっちゃい円柱（ろーらー）がそれぞれ「くるくる転がる」ことで軸の回転を助けるものだと思うのですよ。きっとくるくるが大事なのです。

ひと粒ほど、転がりたくなさそうなのがいます。

過去、三ツ又を外してもらう系の修理／整備は何度か頼んでいる。ベアリング打ち換えも頼んだことがある。
最終が1999年03月の事故。
以降、ココを分解する必要が出てくる修理／整備は頼んだことがなかった。
というか、前のバイク屋では、ココの不調を訴えても分解してもらえなかった。

うーん。

「部品を交換するだけでマトモなハンドリングになる」ことが発覚したので、めでたいのです。今後を考えると、めでたいのです。

…。

前日夜から、夏の間はほったらかし気味だった帳簿の整理。夏場は寝込みがちになって記録すべき項目自体がほとんど発生しないのですが、たま～に事務用品を買ったり、ごくたま～に売上があったりしたのです。ごにょごにょと入力。

取引項目が少なすぎるだけあって、記載漏れすら起こらず、すぐに「現在の状態を反映」まで追いつきました。こんなことでいいのか。

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◆腹痛はやっぱり継続。というか、この日は一段と悪化。請求書の配達にも行けずグッタリとノビていました。

日中に布団でノビていると寝入ってしまうのは、どうやら仕様のようです。夜に寝ようとすると寝付けないのに。

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◆携帯の着信音で覚醒。むにゃむにゃ、見覚えのない番号が表示されていますよ。誰だろう？と思ったら、バイク屋さんでした。

「今からグースの引き取りに行こうかと思いまして」

あわわわ…。寝ぼけ頭・寝ぼけ顔・寝ぼけ服のままです。急いでシャワーを浴びて、バイク屋さんの到着を待つことに。どうやらバイクで来られて、乗ってきたバイクをウチに置いて、Goose350でお店に戻るという方式で預かってくださるようです。

あたふたと車体カバーをはがして、車体を眺めながら考え込んでしまいました。自分自身がすっかり乗らなくなってはいるのですが、つくづく街中で見かけなくなったですね。大きなスクーターだらけになってる昨今だからこそ、このバイクの持ち味がですな…持ち味が…。

どんな持ち味だったっけ？

もう感覚は忘れてしまいました。1999年03月の事故（と、その修理）より前は、

曲がりまくる
渋滞路を走るときに直進を維持するのが難しいぐらいのクイックなステア。キャスター立ちすぎ。でも、コーナー進入でFブレーキ残したまま「体重移動をした…気分」になるだけでウソのような小回りができるという味付け。
回りまくる
高回転での出力が350cc単気筒とは思えない。単気筒なのに、80km/h制限の高速道路を100%増量キャンペーン速度（メーター読み）で巡航できてしまう、不思議な乗り物。元々がオニのような前傾姿勢になっているので、少し伏せるだけで風圧に負けないベタ伏せ体勢が取れる。

…というバイクだったはずが、すっかり、全然曲がらない・全然回らないバイクになっています。回らないのは個人的な整備不良なり寄る年波かもしれないけれど、「曲がらない」がどうも納得いかないのです。前のバイク屋で何度も何度も相談しては「事故りすぎてフレームにしわ寄せが。たぶん」という結論にしょんぼりしていたのです。

いちおう、今回の入院にあたって、バイク屋さんといろいろいろいろ相談させてもらって「まず、異常なハンドリングからチェック」という方針でお願いしてあります。フレームのヘッドパイプが（前のバイク屋で言われたように）「直せない」状態までイッてるのが原因だったら、その他諸々の整備をしてもらっても元気なコにはならないし、「直せるけどやたら費用がかかる」状態だとちょっと考え込んでみたいし。

サクッと直せない状態だったら、悲しいけれど「手放す」という選択肢も考えようかという心境。

理想は「部品交換だけで正常なハンドリングに戻る」なのです。が、もしそうだった場合、なんで6年以上「異常」だったのかという別の問題が。

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◆バイク屋さんの運転でお店へと旅に出るGoose350を見送ったのち、SEROW250購入計画の詳細を詰める作業に。保険はどーすんだとか、すっかりオフ用の用品が「ない」状態になっているのでいろいろ用意しなきゃとか、オプションはどれを注文しようかとか、いろいろあるのです。

たいがいのことは、あとで決めてもいいのです。

そうと分かっていても、何だか楽しいのでくるくると考えてみました。オプションも用品も、車体が届いて登録も済んで乗り始めてからでも構わないのですが、なんとなく。

で、いろいろまとめた紙を持ってバイク屋さんへ。SEROW225で。

お店では、かなりせせこましい部分も含めて親切に相談に乗ってもらえました。というか、車体カバーをどれにするかでいろいろ調べていただいたり、せせこましすぎたような気がしなくもないのです。もはや、何年ぶりだか思い出せない（たぶん10年以上経つ）オフ用ヘルメットも用意しちゃうことにしました。

で。

2005年10月14日
YAMAHA SEROW250 20th Anniversary Special、ちゅうもん。

やっちゃった。いちおう、ヤマハのSEROW250ページへリンクしておこう。今あるほうのSEROW225（セルなし）もよくがんばってくれたと思うのですよ。買ってから15年半も。

うちにやってきたら、昔を思い出して、くるくると走り回りたいものです。