2005年06月01～05日のことども

にゃもにゃも…。ハハがいつもどおり不自由な足を引きずって歩いてきました。

「ぐねってん。ぐねってん。タマ出よった。足ぐねってん。痛いわー。痛いわー。ぐねってん。足ぐねってん」

「ぐねってん」は、くじいた／ひねったというような意味、ですが。難しいのです。

うーん。

ハハは足をくじいたり激しくぶつけたりすると「しゃがみ込む／うずくまる」という選択肢もなくて「その場ですっ転んでしばらく起き上がれない（＝一般ぴーぽーが足をひきずるような場合、体を支えられないので立てない）」のです。

うーん。うまく説明できないのですが。

「ぐねってん」の連発。
「痛い痛い」。
普段どおりに歩いている。
猫。

…「用件は、猫」だというのが難しいのです。

猫は、数十分後に無事保護しました。

・

◆夕方に雨が降ったのでどうしようかと思ったけれど、しばらくして雨も上がったので、とある企みを抱きつつMonkeyでバイク屋へ。なぜか工具持参で。

着いてすぐにプラグレンチでプラグをはずしてキャブレターのセッティングの相談。

むー、なるほど。では、その状態にして走ってみます。走ってみましたがかくかくしかじか。むー、なるほど。では、その状態にして走ってみます。走ってみましたがかくかくしかじか…というループを繰り返したのち。

結局、メインジェットはSTD#58→3日前#65→今日#60と試してみてどうやら落ち着いた感じです。持ってない#63でどうなるのかも微妙に気になるけど、現状で

STDよりおいしい。微妙な差、とはいえ。
下から上までキレイに回る。

というツボをクリアしているので、これで乗ってみよう。うーん、マフラー交換＋クリーナーボックス取っ払い＋パワーフィルター装着なのに、STDのジェットから1ステップしか上げられないのか。Monkeyのノーマルって本当に微妙なバランスがこれでもかというぐらい絶妙に取れている状態なんだな、と感心する瞬間。エンジンさんが「混合気はちょっとしか要らないよ。要る分だけ吸い込む仕組みだしさ。この状態で大口径キャブつけるとどうなるか考えてみてね」と語りかけてきます。

DOHC124ccキットなんていう物騒なもんも売られているので、それをポンとつければポンとパワーアップするわけですが（危ないので足回りと制動系をごっそり強化せにゃならん、というオマケつきで）、せせこましくいじってはノーマルのバランスの良さにいちいち感心するという過程を楽しみたいのです。

「ノーマルエンジンにノーマルキャブで、何を意地になってセッティング出そうとしとんねん」というツッコみどころにはあえて触れず、親切にいろいろアドバイスしてくれるバイク屋さんの存在がありがたいものです。

むにゃむにゃ…。

「でんわ。でんわ。でんわがおかしいねん」

ハハや、今日は新手の起こし方ですな。でも、だまされないのですよ。この家で「おかしい」といえば主に人間2名とネコだけのはずで、機械はおかしくないはずなのです。

「おじゃましてます～。あのね、ウチの家からかけたら何や電話の調子がおかしいみたいで、それで来ましてんけどね…」

あうっ、ハハがいつも通っていた喫茶店（今はない）のママさん。おはやうございます。あれれ？

ひょっとして、ホントに不調？

どうなってるんだろ。とりあえず、受話器を上げてみると。

ヴァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ン…

…このノイズのカタマリとハウリングもどきの音割れは何なのよ？これ、発信できるのかな…1・1・7…無音になってオンフックもオフフックもできなくなったよう（つД｀）

しばらくほったらかしにしておくと「さっきの轟音なら、鳴る」状態に戻ったので、使ってない電話機を引っ張り出してつないでみることにしました。回線の異常か電話機の故障かがわかるように、問題点の切り分けをしておくのです。

回線のほうがおかしいということはあまりないと思うのですよ。たぶん、この電話機なら普通に通話できるはずなのです。うにゃ、つなぎかえて、受話器を上げる。

ヴァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ン…

えーと。あとで考えよう。

・

◆ウカウカと掲示板のコメントを書いていたら携帯電話が鳴りました。むー、のんびり書いている途中なのに。

もしもし。あ、どうもいつもお世話になっています。

「あの、フォントキャッシュがおかしいんですけど、セーフモードもできなくて、もう何が何かようわからんのっすわ。フォントキャッシュはね、調べて消したんですけど、セーフモードがわからんし、文字化けやし、もうどないしたらええのかわからんで、フォントキャッシュのことで電話さしてもろたんですけどね」

日本語難しい…。あうあう、一発実行で解決できるはずのスクリプトのありかをメールで送りますんで、それをダウンロードして実行してみてください。

「いやね、もうエクセルでフォント選ぶやないっすか？そのときも何やもう…(512Kbytes略)」

選択肢がほとんどない状態になってるでしょうな。ええ、ええ。

「スクロールするとこあるっしょ？あれもね…」

スクロールバー上下のサンカクも数字になったりしますわな。だから、メール送りますってば。はいはい、のちほどー。

「メール届きました。ダメっすわ。セーフモードってどうやるんすか？」

何がどうダメなのかを言わないのはなぜなのかと…う～。セーフモードにする手順はですな…

「なりませんやん」

…話を最後まで聞いてから操作してください（つД｀）

「なりませんよ」

だからぁ…

「なんでセーフモードにならんのですか？おかしいですやん」

あうあう、うちの電話もおかしいので、あまりこんな話をループさせている場合ではないのです(泣)。来週行って作業しますから、ね。来週。はいはい、来週。

「いや、キミが来たら請求が発生するからまたこちらから電話しますんで。ガチャッ」

…何だったんだろう、いま台風のように過ぎ去っていったものは。

・

◆謎のドタバタしさが落ち着いたところで、まず、深呼吸。

きっと、ほったらかしにしていても電話回線の不調が勝手に直ったりはしないので、目一杯キンチョーしながらでもNTTに電話しなくちゃなのです。どきどき。どきどき。

あー、あー。かけきくけこかこ。あめんぼあかいなあいうえお。あー、あー。どきどき。どきどき。

ご機嫌ナナメな回線と別の回線から、受話器をあげて1、1、3、と。

むー。なんだかテキパキと応対してくれるものですな。

電話回線の調子がよろしくないのです。
受話器をあげると発信音にすごくノイズが乗ってて、発信もできないのです。
いまは同じ家にある別回線からかけてます。困ったちゃん回線の番号は(略)番です。

オペレータさんの指示にも従いつつ、とりあえずこれだけ伝えると「少々お待ちください」になったのです。むー、少し保留が長いですな。まだかなー。

と。

電：「大変お待たせしました。回線のほうで故障が出てますね。確認しましたところ、端末機器までずーっと配線はきちんとつながってるんですが、途中で故障と出ています」

うがっ、保留になってる間にもう調べがついたですか！そちらからわかってしまうですか！すごいなぁ、113は。

電：「のちほど担当の者がお邪魔します。今日直りますからね」

凄まじく手っ取り早いですな。外回りの担当の人がいま何件の仕事を抱えて動いてるかがわかんないので「何時にお邪魔できるかまではわからないのですが…」と言われていたのですが、30分で来ました。

どえらく早く来るものだなと驚いていたら、15分で直してくれました。なんか凄いです。113。および、作業をしてくださったNTTネオメイト関西。

まず、家にくっついてる保安器からチェックして「屋内や保安器は問題なし。ケーブル側の絶縁不良が原因。切り替えます」とのことで、何をどう切り替えるんだろう…と思ってるうちに何やら外での作業も片づいたようで（あの短時間で電柱に登ってぐりぐりしたりしてたんだろーか？）、また家に来られて…今度は電話機で何かチェックするのかな？むむ？

「直ったこと」の確認だった。

むー、あっという間でした。ふるえる指で113に電話してから復旧・撤収まで、1時間かかってないのですよ。すっかり感心してしまったのです。

・

◆前々から思っていたこと、なんですが。

鮮やかな仕事っぷりを披露してくださったNTTネオメイト関西の方はですな、帰り際にパンフレットを渡してから撤収なさったのです。

パンフレットを見てみると、電話機、ADSLモデム、ルータ、モデム内蔵ルータ、VoIPアダプタ、FAX、パソコンなどが買えるようです。全部、ネオメイト印なのです。パソコンも富士通や日電のメーカー型番でなく、ネオメイト型番で表記されています。いろいろ売っているのですな。

NTTネオメイト関西って、何の会社なんだろう？

何だか「NTTの保守業務を担当してる会社」という一言では片づけられない手広さとフトコロの深さを感じずにはおれません。

Yahoo!JAPANのトピックスを見ていて、「サイエンス」のセクションの「土星のタイタンに謎の斑点」という見出しが目に止まりました。アストロアーツというサイトの記事へのリンクになっていて、斑点の画像が見られるようになっていました。

インターネッツは便利です。土星最大の衛星タイタンについての情報がたくさん得られるのです。楽しいですな。ワクワクしますな。

もうウンザリなのです。

別に天体や土星に深い興味があるわけではないのに、むしろそんなことはどうでもよいのに、それなのにワクワクしてしまう自分の頭の中が悲しいのです。

「このお店でしか食べられへん料理があると聞きましてな」
「はぁ…土星最大の衛星炊いたんのことですやろか？」
「それ、頼んますわ」
「えらいすんまへん、一見さんには…」

「おかあちゃん、おなかすいた」
「冷蔵庫見てみ。土星の炊いたんあるから」
「えーっ、今日で3日めやんか。なんでまだあるんな」
「文句言う子の分はあらへんで」
「ちがう、ちがうって。いつもおいしいなぁ、おかあちゃんが作った土星の炊いたん」
「そんなホンマのこと言わんかてええやないの、もう～」

このワクワクぶりがいかに間違っているかを伝えようとしてグラフィックソフトで「両手鍋で土星を甘辛く煮ている図」を描こうとして絵ゴコロのなさすぎる自分が悲しくなったところも含めてウンザリなのです。

でも、ぐぐる検索してみると自分ひとりではないみたいなので、少しだけ安心。

「炊いたん」のイメージがわかりにくい方は「炊いたん（＝煮たもの）＝煮物」に置き換えてみてください。西日本全域とかでなく、京都・大阪が中心の関西方言だと思うのです。炊いたん文化圏では、カボチャもサバも「炊く」のです。

炊いたん文化圏で育った方はコトバの響きとイメージが直結しているはずなので、土星関連の真面目なページを検索してしっかりと図を思い浮かべながら読んでみましょう。

昨日からなんだかしょんぼり気味です。暑さも響いてるのかもしれないけれど、どうしたんだろう？よくわかんないのです。

なんだか、ど～も「あーうー、つくづく何もしてないよなぁ」みたいな心境が妙に強まっているようです。そう思うのなら何かすりゃいいのですが、今度は「ななな、何をしよう？あたふた」とマゴマゴしてしまうのです。

いかんのです。

・

◆例えばですな、HONDA Monkeyのノーマルキャブにつけるデイトナ製「スーパーパワーフィルター・28φ」というブツを去年に仕入れたまま装着していないのです。このフィルターを装着するときには一緒にキャブレターのメインジェットも交換してほどよい加減になるようにセッティングしてやらにゃならんのですが、その交換用のオーバーサイズのジェットも仕入れてあるのです。

なのに、なかなか腰が上がらないのです。メインジェットを交換しようと思うとキャブの底をカパッと開けなきゃいけなくて。キャブの底をカパッと開けるためにはキャブを取り外さなきゃいけなくて。うう～。

でも、そんなにめんどうな作業ではないのですよ。

…この状態をですな。

…これぐらいの工具でごにょごにょしてですな。

…こうすればいいのです。

…できたのです。

自分用メモ。メインジェット：STD#58→現在#65。

しゅぽしゅぽしゅぽしゅぽ…という吸気音が、楽しい。
吸排気音ともに音量が上がった。悲しい。
中速は確実に増えた。楽しい。
上が回んなくなった。悔しい。
「トルクはあるんだけど吹けない」ではなくて、吹け上がり遅いし回転の頭打ち早いし上のトルクも細くなってるような。全開走行からスロットルOFFすると、回転の低下にともないマフラー出口のほうで「ぎゅ～ん、ぶぱん！ぼるるぱぱん！ぱーん！どろろぱぱん！どろろろろる～ん…っどっど…ぅぱん！」と不規則な爆音がハジけまくることがある。恐ろしい。
プラグを見たところ「濃い、のか？ココの焼け色は問題なさげで、この辺は真っ黒で…ぐむむ」とよくわかんないままに終わった。難しい。

今日はこれ以上考えると知恵熱が出そうなので、また明日にでも悩むことにするです。